水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
The北海道ファームも春の農繁期、水稲の作業を中心に慌ただしい日が続いています。
そんな水稲作業のまず第一は、種もみの準備です。
まずは、休眠状態の種もみを 水に浸けます。
浸種という作業です。
水と言っても、水道水が約5℃なので、機械で水温11℃目安になるように加温しています。
何やら、コードが見えているのは加温装置と、循環装置です。
この状態で おおよそ9日間、水を交換しながらすごします。
続いて、いよいよ芽だし、あるいは催芽と言われる工程に移ります。
「湯芽工房(ゆめこうぼう)」という機械です。正式名称です。
湯で芽を出すので湯芽工房。農機具ダジャレシリーズですね。
この機械で、種もみを32℃に暖めます。
内部では、32℃の水が循環しています。
この水には、隠し味として食酢を混ぜています。冗談です。
食酢を混ぜるのは、種子が病気にならない様に消毒をするためです。
お米に味がつくわけでは、ありません。
おおよそ24時間で、種もみが殻を やぶって芽を出してきます。
数ミリの小さい芽ですが、この芽が出る加減が微妙でいつも迷います。
芽を出し過ぎると、この後の工程で支障が出ますし、
芽を出さな過ぎても、生育が遅れたりします。
種もみの品種や生産年によっても、芽が出てくる加減が違うのです。
まぁ、この辺で芽が出そろったかなというところで、
32℃の水から種もみ袋を 取り出します。
かるく水を切って、洗濯機に投入!冗談では、ありません。
種もみ袋を 脱水します。
そう、濡れたままでは、この後の工程がうまくいかないのです。
5KGの洗濯機で、5KGの種もみを脱水、性能ギリギリのような気がします。
洗濯機の説明書には、「種もみを脱水しないでください」とは、書いていませんが、
メーカーの想定外の使い方、おすすめできない作業です。
脱水が終われば、風通しがよい場所で 種もみを乾かします。
これで、一晩おいて種まき作業に進みます。
The北海道ファームでは、この作業を4組に分けて
計画に従って進めています。おおよそ3週間の作業行程です。
10ヘクタールの水田ですが、時間差をつけながら作業を進めています。
この作業のペース配分は、あとあと重要な意味を持つことに。
さぁ、種もみの準備が出来たら次は種まきの工程に進みます。
また記事を あらためてご紹介いたします。
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春の農繁シーズン、多少お時間を いただく場合がございます。ご理解ください。