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農場ブログ

水稲の種もみを準備しました

2019年04月22日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

 

The北海道ファームも春の農繁期、水稲の作業を中心に慌ただしい日が続いています。

そんな水稲作業のまず第一は、種もみの準備です。

 

まずは、休眠状態の種もみを 水に浸けます。

浸種という作業です。

水と言っても、水道水が約5℃なので、機械で水温11℃目安になるように加温しています。

何やら、コードが見えているのは加温装置と、循環装置です。

この状態で おおよそ9日間、水を交換しながらすごします。

 

続いて、いよいよ芽だし、あるいは催芽と言われる工程に移ります。

「湯芽工房(ゆめこうぼう)」という機械です。正式名称です。

湯で芽を出すので湯芽工房。農機具ダジャレシリーズですね。

この機械で、種もみを32℃に暖めます。

 

内部では、32℃の水が循環しています。

この水には、隠し味として食酢を混ぜています。冗談です。

食酢を混ぜるのは、種子が病気にならない様に消毒をするためです。

お米に味がつくわけでは、ありません。

 

おおよそ24時間で、種もみが殻を やぶって芽を出してきます。

数ミリの小さい芽ですが、この芽が出る加減が微妙でいつも迷います。

芽を出し過ぎると、この後の工程で支障が出ますし、

芽を出さな過ぎても、生育が遅れたりします。

種もみの品種や生産年によっても、芽が出てくる加減が違うのです。

 

まぁ、この辺で芽が出そろったかなというところで、

32℃の水から種もみ袋を 取り出します。

かるく水を切って、洗濯機に投入!冗談では、ありません。

種もみ袋を 脱水します。

そう、濡れたままでは、この後の工程がうまくいかないのです。

5KGの洗濯機で、5KGの種もみを脱水、性能ギリギリのような気がします。

洗濯機の説明書には、「種もみを脱水しないでください」とは、書いていませんが、

メーカーの想定外の使い方、おすすめできない作業です。

 

脱水が終われば、風通しがよい場所で 種もみを乾かします。

これで、一晩おいて種まき作業に進みます。

 

The北海道ファームでは、この作業を4組に分けて

計画に従って進めています。おおよそ3週間の作業行程です。

10ヘクタールの水田ですが、時間差をつけながら作業を進めています。

この作業のペース配分は、あとあと重要な意味を持つことに。

 

さぁ、種もみの準備が出来たら次は種まきの工程に進みます。

また記事を あらためてご紹介いたします。

 

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