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農場ブログ

本日は晴天なり

2015年03月18日

今日は、晴天!気温も7度の予報!

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苗用のハウスも雪が溶けて、地面が出てきました。

乾け、乾け、いい地面になれ、という所です。

 

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先日、融雪剤をまいた吹き溜まりも

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溶けてる。溶けてる。いい感じです。

たった2日でこの様子。太陽の力はすごいですね。

 

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昨年の秋に十全社の石材部D親方が新設した暗渠からも

順調に、雪解け水が排水されています。すばらしい。

 

このまま雪解けしてくれるといいのですが、

来週、雪の予報があるのでまだまだ油断はできません。

 

 

 

 

 

 

地面が出てきました。

2015年03月16日

土日、比較的暖かい状態だったので

(≒最高気温が7度くらい、最低は-5度くらい)

融雪剤の効果が出てきました。

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積雪あと5~10cm位でしょうか。

このままいけば今日あたり完全に地面が見えてきそう。

頑張れ!太陽!晴れて!

 

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除雪機を入れて除雪したうえで融雪剤を撒いたハウスは、

このとおり。お見事!地面がでてきました。

 

おいしいお米づくりには、地面を乾燥させることが大事なので、

雪溶けを早くすることは、基本的かつ大事なポイント。

 

という事は、苗用のハウスで地面を出すこともそうですが、

田んぼの方も同様に地面を早く出したいわけです。

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という事で、田んぼの方でも「花咲かじいさん作戦」。

田んぼの大部分は雪が薄くなっていますが、

あぜ道沿いの吹き溜まり部は、いまだ数10cmの雪があるので

そこをめがけて融雪剤を散布しています。

 

「雪解け~♪まじかの~♪北の空へ♪向かい~♪」と歌っているとかいないとか・・・。

 

 

 

 

 

農場は霧の中

2015年03月14日

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朝の農場は、霧に包まれて視界が悪く一面真っ白、幻想的です。

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この幻想的な、農場周りの風景は気温の上昇とともに霧が晴れ、

朝の数時間しか、楽しめない景色です。

 

太陽が顔をだして地面が暖められ、地表から蒸発した水蒸気が原因だそうで。

という事は、どんどん雪が解けて行くという事なのでgood!

 

融雪剤を撒いて、太陽が顔をだし、どんどん雪を溶かしてくれれば、

お米にとって良い土になります。

「豊作のまず手始めは土づくり」

肥料の袋に書いてありました。まさに!ですが、

そこが一番時間がかかるところです。

 

 

融雪剤&除雪作業

2015年03月13日

2月は雪が降らず、このまま春かと思われた今になって

雪が降る栗山町のThe北海道ファームです。

千葉から来たばかりのスタッフは、寒さに震えて

まずは、防寒着と冬用の長靴を購入してから作業を始めました。

 

 

おいしい米づくりには、「雪を早く無くして、地面を乾かすのが大事」ということで

融雪剤の散布と、除雪作業をしています。

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苗用のハウスに融雪剤をひしゃくで散布。

通称、花咲かじいさん作戦!

 

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雪が黒く染まり、熱を吸収して早く溶けるという事です。

 

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物理的に雪をどかす、除雪作業!

 

と、作業をしていたらそこにまた雪が降り・・・・。作業中断。

おいしいお米づくり、スタートから天気に泣かされていますが、

今年も張り切って、お米づくりに挑戦です。

 

雪の季節に逆戻り

2015年03月11日

春の作業だ!と張り切って千葉から来たH社員。

到着、翌日に北海道の天気が大荒れ。一晩で20CM位の積雪。

 

と、いう事で除雪作業に大忙し。

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華麗に除雪機を操る?H社員。

 

広いところはトラクターで除雪すればいいのに・・?

実は、2月まったく雪が降らなかったのでトラクターを使わなかったら

バッテリーがあがって、エンジンがかからない状態。

確かに、1か月以上運転しなかったらバッテリー上がっても

不思議ではないんですが。油断していました・・。

 

冬の間千葉に帰っていたH社員。

せっかく去年、作業で落とした体重を見事に元に戻しチーバくん状態

この際、除雪ダイエットから頑張ってください。

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ちなみに、こちらがチーバくん。

↓北海道でも 静かなチーバくんブーム!

http://ameblo.jp/tuburi-2400/

こちらの、ブログにもたびたび登場中です。

 

 

 

H社員、来る

2015年03月10日

春のおとずれが例年になく早い栗山町。

The北海道ファームも春の作業を開始する時期という事で、

千葉県の本社からスタッフが来ました。

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まずは、 去年の作業の確認と今年の作業の段取りを打ち合わせから。

「段取り8分」という言葉もあるように、実作業の前に打ち合わせは欠かせません。

 

ちなみに、自分たちだけでは???という事も多々あるので、

指導役やご近所の先輩方にいろいろ教えていただきながらというのが実情です。

みなさん、ありがとうございます。

 

そろそろ作業の時期です

2015年03月09日

今日の朝の事務所周りの様子です。

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昨日の晴天、気温7度で、だいぶ雪が溶けて地面が出てきました。

水たまりとぬかるみでドロドロの地面。

雪が凍っている状態のほうが、よかったような・・・。

ここにも暗渠を入れて、砂利を敷いておかないと作業機が通るたびに

車輪周りがドロドロになり、余計な仕事が増えそうです。

 

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田んぼの方は、まだ雪がありますが

作業資材も入荷が始まり、 いよいよ春の作業を始めていく時期です。

本社からのスタッフもそろそろ栗山入りしてくるし、

まずは、皆で作業の段取りの確認から始めていきます。

 

 

 

文系脳 後悔先に立たず

2015年03月04日

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ここの所、日照時間ものびてきてやや春が近づいてきた栗山町です。

 

 

近所の農家さんでも、玉ねぎの種まきやハウスの準備など

野菜関係の方は、作業がスタートしています。

The北海道ファームは、ほぼ水稲なのでまだ作業には早いですが、

それでも、いろいろと準備は進めています。

 

と、いう事で最近頭を悩ませているのが、これ。

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そう、肥料や土質改良材。

写真の袋は、あくまでも1例ですが、水稲でも何種類かの肥料を使うわけです。

その使い方、どの肥料をいつのタイミングでどんな量を使うのかという課題で

ここ数日、頭を悩ませています。

 

たしかに、肥料袋の裏面には、

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こんな感じで、使用時期や標準使用量も書いてあります。

 

さらには、昨年指導役からも、個々の田んぼにどれだけ散布したかの

一覧表もいただいているので、そんな資料を突き合わせてみているのですが・・・。

なかなかどうして・・・。

 

「お米の食味と収量を向上させるには肥料がポイント」というものの、

A品種は、窒素を少なめに???。この肥料中の窒素量はOOkgだから???。

そういえば、去年の施肥量はわかっても、個々の田ごとの効果は???

だいたい窒素って、どんな効果???そういえば肥料の入門書に書いてあったような??

 

うーん・・・。高校、大学と完全な文系、もちろん葬儀の仕事でも理系知識は求められず、

中学校の科学の時代から理系の世界から縁遠く生きてきた自分。

ちゃんと勉強しておけば、もう少し違うんだろうなと思いながら悪戦苦闘。

 

最終的には、自分で勉強してもよくわからないので、指導役、指導してくれる所、

近所の農家さん等々に教えていただくことになりますが、

それでも最低限の知識は、必要なわけで。

あぁ、もっと学生時代に勉強をしておくべきだった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栗山町の栗畑

2015年03月02日

栗山町内にある栗畑に行ってきました。

 

いま、北限の栗ということで全国の栗好きたちの注目を集めている、栗畑です。

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The北海道ファーム農場から約15分。山の中にありました。

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見上げれば、そこに栗のイガ。

もちろん中身は入っていません。

 

 

樹齢で5~10年程度の栗の木がたくさん植わっています。

ここから取れた栗で、依然ご紹介した

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が、作られているそうです。

 

冬のこの時期は、剪定の時期という事で作業をされていました。

栗の木は成長が早く、よい実をとるには日当たりが大事という事で

「そんなに切っていいの?」というくらい枝を切ります。

せっかくこんなに育ったのに・・・。という気分はNGのようです。

 

今年から、The北海道ファームも畑の一部で栗を植えてみようと考えています。

剪定の心配の前に、まずきちんと苗木が定着するかが心配です。

 

The北海道ファームの栗原が栗山町で栗を植えるぞ!

そう、ほぼダジャレの企画です・・・。うまくいったら、楽しいですね。

 

 

 

 

水田発祥の地!

2015年02月23日

 

 

 

The北海道ファームでは、ここ栗山町の稲作について様々な面で勉強をしています。

 

という中から、今日は「水田発祥の地」のご紹介です

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町内の会館の前にひっそりと建つ石柱。そこにはこんな記述が。

 

「水田発祥の地」

~明治26年 高瀬和三郎は水田開発に努め、

自然流下水を利用して5町歩の水田を作り、

札幌以北、初の米づくりに着手、反収5表をあげ

町農業振興の契機を作った~

 

ひっそりとした石柱に歴史的に重大な素晴らしい功績の記録がありました。

北海道稲作の発祥が、島松での中山久蔵氏による明治6年なので、

その20年後、石碑にあるように札幌以北最初という事で、とても大きな功績です。

同年に、同じ町内角田でおなじみ泉麟太郎氏が稲作に成功していますので

このお二人が、協力して成功させたという事なのでしょう。

 

しかも、この高瀬和三郎氏の「水田5町」面積広いです!(The北海道ファームは7.5町です)

現代のような機械はなく、人力と道具で行う明治の稲作で5町を耕す苦労は想像を絶します。

すごすぎるぞ!高瀬和三郎氏とその仲間たち。

泉氏は3反(0.3町)で成功させていますが、それと比較してもまさに桁違いの面積。

いきなり、大規模で挑戦した高瀬氏の先進性、挑戦する気合い、素晴らしすぎる。

 

しかも「反収5表」。今のThe北海道ファームが7~8俵くらいなので、。

作り方を失敗した場合、反収5表を割り込むことも十分あり得ることを考えると

明治26年でこの取れ高というのも、素晴らしすぎる。

泉氏に至っては、反収7俵という事で、現代とほぼ同じ。

 

すごすぎるぞ、

明治26年の高瀬氏&泉氏の水田への取り組み!!

 

 

さらにこのあたりの北海道の水田の黎明期の展開を調べ始めると、面白くなってきました。

この先は、想像の範囲という事で、ご理解をいただいた上で、お読みください。

 

中山久蔵氏は、仙台藩片倉氏に仕えて蝦夷地白老の仙台藩陣屋と仙台を行き来していました。

泉麟太郎氏は、仙台藩支藩の角田藩の家臣の出身で蝦夷地室蘭から栗山町と開拓に入りました。

という事から想像するに、この二人は多少なりとも面識があったと想像されます。

つまり泉氏は中山氏に開拓の事や稲作の事を教わったと思えるわけです。

 

高瀬和三郎氏は、不明な点があるので何とも言えませんが、

札幌からきて(※ここポイント)泉氏の真成社に参加しています。

また、中山久蔵氏が高瀬和三郎という人に、明治4年(中山氏が稲作に成功する2年前)に米を渡したという

文献もあるようです。そうなると中山氏から米を貰い受けた高瀬氏が、20年の紆余曲折のすえ

泉氏と協力しここ栗山町で初めて大規模稲作に成功したと考えると、面白いストーリーになってきます。

 

ただ、中山氏が米を渡したという高瀬和三郎氏という人物がはたして、栗山町の高瀬和三郎氏と同一人物なのか?

高瀬和三郎氏なる人物が、北海道では函館で商売をして札幌(※ここポイント)に転じ、宿屋を経営したり

戸長(一種の行政職の役人)を務めていた記録もあるようですが、栗山の高瀬和三郎氏と同一人物なのかの

確証はないです。ただ、札幌にいたというポイントが共通しますし、名前も同じなので同一人物かなと思うわけです。

これがもし裏付けられれば、事実は小説よりも奇なりというか、本当に小説のような展開です。ドラマチックすぎる展開。

 

 

 

高瀬和三郎氏について、もう少し調べてみようかなと思いますが、

こうなってくるとThe北海道ファームとは、ほぼ関係ない状態。

北海道開拓史の話になってきて、完全に趣味の世界になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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