2017年11月06日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
とうとうThe北海道ファームのある栗山町でもうっすらと積もるくらい雪が降りました。
もちろん、昼には融けてなくなりましたが、こうやって冬に近づいていきます。
それでもなんとか 冬前に計画していた田んぼの手入れの作業を 終えることが出来ました。
今年初めて行った、田んぼの地面への排水用溝掘り作業です。
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初めて使う機械なので、取扱説明書を読みます。
中古機械なので、説明書が付属していませんがメーカーのHPに
説明書のデータがありました。という事でタブレットで説明書を読みながら
作業機を トラクターに取り付けます。
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無事取り付けて試運転を してみます。
トラクターで、引っ張りながら地面を切りつけていく作業機なので、
地面に対しての、機械の角度が重要で、セッティングが合うまで苦労しました。
トラクターの走行速度も、大事なようです。
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何とか、セッティングも及第点という事で、
あとはひたすら走行しながら田んぼに溝を掘りつけていきます。
深さ10cm 幅15cm位の四角い溝が掘られていきます。
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稲株の列をまたいだり、微妙に曲がったり、
あるいは速度の変化によって、きれいに掘れないこともあります。
土質によっても、掘りやすい掘りにくいがあるようです。
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ひととおりの田んぼに 溝を掘り終わりました。
前回の作業で、サブソイラを使い田んぼの地面に切り込みをいれ、
今回の作業で排水路を 掘りつけました。
いずれの作業も、来年の春の雪どけの時期に
大量にでる雪どけ水を 田んぼから効率的に排出する事で、
田んぼの地面をより早く乾かすという事を 目的にしています。
春の融雪期に 田んぼの地面が早く乾くことにより、
作業性の向上はもちろんですし、乾土効果といって土を乾かすことで
土中の窒素が出てきて化学肥料を減らすことが出来たり、
あるいは地温の向上など さまざまな効果が見込めます。
秋の時期に、色々と田んぼの手入れをしていますが、
もう来年のお米作りが始まっているという事ですね。
なお、サブソイラによる田面の切りつけと、排水溝の掘りつけと
両方行ってる田んぼは、ほぼ見かけない状態ですが、なぜでしょう?
去年までのサブソイラによる切り付けのみでも十分乾いていたので、
このダブル作業は、もしかしてやりすぎ作業なのかもしれません。
やりすぎるくらい、田んぼの手入れをして、
最高品質のお米作りを目指すThe北海道ファームなので、
決して 無駄ではないと思います。
~お知らせ~
おいしいお米を作るために、田んぼ作りから手を抜かない
The北海道ファーム製品の通信販売サイトはこちら。
http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/
どうぞ、ご覧ください。
2017年11月03日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
さて、前回に続いて海外のお話、気になるベトナムの農業事情です。
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移動の最中に広がるベトナムの都市近郊の風景です。
バナナ畑やトウモロコシ畑を たくさん見かけました。
都市近郊だけあって、面積当たりの生産額が大きくなりそうな作物ですね。
トウモロコシは、畑の前で大きな鍋でゆでトウモロコシにして、
直売をしている光景をよく見かけて、「なんだか北海道の観光地みたい」と思ってしまいました。
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牛も普通に放牧されていますが、休耕中の畑?田んぼ?で
草を食べているようです。牛と言っても水牛で、半分労役、半分食用で飼育しているようです。
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ちょっと写真がボケましたが、果樹の畑らしきところです。
にわとりが放牧されて、下草を食べています。
手前の池では、カニやエビを養殖しているそうです。
果樹を作りつつ、鶏卵とカニまで作ってしまうという、
かなり雑に見える複合経営ですが、The北海道ファームからすれば、見習いたい所です。
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カニは、上海ガニの一種で生きている状態で流通、販売されていました。
田んぼも単純にばらまきで種をまけば、年3回稲刈りができるということで、
そうなると、反収を上げようとか、丁寧に隅まで田植えをしようとか、考えないと思います。
ちなみに、ほとんど手作業で無農薬らしいですが・・・。肥料は結構使うようです。
それにしても、黙って年3回の稲刈りとは・・・南国の生産性、恐るべしですよ。
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一般的な現地スーパーを除いてみると、「こしひかり」の文字が、
よくよく見ると、日本から輸出されたわけではなく、東南アジアで作られたこしひかりのようです。
そもそも長粒米がメインで、ジャポニカ米はほとんど流通していない感じでした。
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あとは、売り場で目立っていたのは青森産のリンゴです。
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謎の侍が巨大ポップでPRをしていました。
ただ、この青森産リンゴはベトナム産マンゴーの輸入とのお互いで
二国間協定で販売が認められて、一大キャンペーン中という事でした。
人気が出るかは、まだまだこれからの状況みたいです。
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他にも、市場をのぞいて見ると、切り花が売られている店舗が並んでいたり
花卉農家も、たくさんあるようです。
そういえば、ベトナムはコーヒー豆の生産は世界一だったり、農業大国ですね。
団体行動なので、自由に行きたいところに行くという訳に行きませんでしたが
それでもベトナム農業を眺めてみる貴重な経験になりました。
南国農業のポテンシャル、恐るべしです。
普通にやって、一年3回稲刈りか~うらやましいような。そうでないような。
2017年10月31日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
先週1週間、ベトナムとシンガポールに視察研修へ行っていました。
そのため、このブログの更新が滞っていました。
という事で、ベトナムの様子を少しご紹介します。
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ホーチミンの街並みです。
20年前の大学生の時に3週間ほどベトナムをウロウロした事がありますが、
その時から比べて、高層ビルがたくさん建てられて、驚くほど発展していました。
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ベトナム人の平均的な月収は2~3万円と聞きましたが、
都市部では一人一台バイクに乗ってスマホを 持っているのが当たり前だそうで。
固定電話を持たずにいきなりスマホになってしまうという、
テクノロジーのショートカット感が、すごい。
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例えば、矢印で示した緑のヘルメット、ジャンパーのバイクは、
Grab(グラブ)という、バイクタクシーです。
スマホのアプリで、現在地と目的地を入力すると、近くにいる運転手のスマホに連絡が入り
現在地にバイクタクシーが迎えにきて、目的地まで運んでくれます。
料金決済もスマホのアプリ上で行うので、面倒な料金交渉や現金のやり取りもありません。
東南アジアでありがちなイメージの、遠回りしてのぼったくりという事も おきようがない。
なんか、もう日本より未来に行っていると思います。
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シンガポールは、もっとすごく高層ビルしかない超未来。
たまに、古っぽい建物があると政府が保護している建物という感じです。
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ビルの入り口の吹き抜けの壁が一面巨大ディスプレイになっていて
エレベーターに人間が乗ると、目線の先に広告が映されて
エレベータにのる人に見えるようにその広告が移動していくとか・・未来すぎる。
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ホテルの部屋にもホテル案内が 紙のファイルではなく、タブレットがひとつ。
日本語を選択すると、ホテルの案内から観光案内など。全部出てきます。
グーグル検索も普通にできて、そのまま町に持ち出して使うのもOKだそうです。
もちろん電話も掛けられます。ホテルの館内Wi-Fiで使う場合は料金は宿泊費に込みでした。
なんかもう、日本で見たことがない近未来が当たり前な状態に驚きました。
まぁ、国内でも生活水準の差が大きく、国民全員がこのような生活をしているわけでは、
ないとは言っていましたが、それでもすごすぎますね。
研修先で聞いたお話で
「テクノロジーが変わり、ライフスタイルが変わり、ビジネスが変わる。
そのあと制度が変わり、国が変わり、世界が変わる」というお話がありました。
まさに、「テクノロジーが変わり、ライフスタイルが変わる」が 驚異のスピードで進んでいる
東南アジアの現状を見るにつけ、日本はあまりにも変化のスピードが遅い様に感じました。
とくに日本の場合 テクノロジーの進歩に制度がブレーキをかけがちな感じもして
このままいくと、自動運転や無人物流など、大きく出遅れてしまうと思います。
僕自身も、最新のテクノロジーに対応できていない部分がたくさんあるので、
ちょっとまずいなという事も感じました。
という事で、次回に続きます。
次回は、農業事情や農産物販売について書いてみます。
2017年10月19日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
今日は、ずいぶんと冷え込みました。今シーズン一番の冷え込みです。
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地面には、霜が降りています。
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車のフロントガラスも、凍りついていました。今シーズン初です。
本当に、一日一日冬に近づいています。
The北海道ファームの作業においても、外の作業をできるのは、あとせいぜい1か月くらい。
秋の作業が遅れがちなので、少々気をもんでいます。
写真は、収穫後ワラを排出した田んぼの手入れです。
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トラクターでサブソイラという地面に切り込みを入れる作業機を 引いています。
田んぼの排水性を向上させ、土が早く乾くことで、田んぼの土の状態を良くする目的です。
今すぐ、効果が出るというよりも来年春の雪が融ける時期に効果が出てきます。
もう来春の田んぼの準備をしているイメージです。
なるべく田んぼが乾いた状態での作業が効果的ですが、
今年のように、雨が多いとベストな状態での作業は難しいので
少々、無理やりな状態でも作業を進めざるおえません。
いま、きちんと手入れをすれば、次の年に効果が出る。
そういう作業を面倒がらずに、真面目に実施しておくこと、毎年繰り返すことで
田んぼの状態をいい方向に 変えていく事ができます。
結果、健康で丈夫な稲が育ち、おいしいお米が食べられるという事になります。
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The北海道ファームの水芭蕉米を、食べていただく皆様に
「おいしい」「また食べたい」と言っていただけるように、
ひとつひとつの作業を 手を抜かず、さぼらず、すすめていきます。
人手も、時間もかかる作業ですが、おかげでここ数年、
田んぼの状態が年々良くなっていることが、実感できています。
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最近は、日も短くなっていたので5時を回ると、もう夜中のように暗くなります。
雪までの限られた時間のなかで、色々とやりたい作業もありますが、
雨も多く悩ましい日々、出来ることに確実に取り組んでいきたいものです。
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2017年10月18日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
北海道で初雪の便りが聞こえてきます。今年は例年になく初雪が早いようです。
ここ栗山町でも、今朝は5℃以下まで気温が下がり、冬の気配を感じます。
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そんな中、The北海道ファームのにわとりたちは元気いっぱい。
田んぼから取り出したワラが分厚く敷かれた放牧場で、一日中動き回っています。
田んぼから取り出したワラには、稲刈り時に脱穀しきれなかった生のモミが残っているようで、
ワラを つつきまわしてモミを食べているようです。
一方、春にひな鳥で仲間入りしたにわとりたちも
5ケ月ほど経過して、だいぶ大きくなってきました。
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見た目的には、もう2年目の大人のにわとりたちと同じようになってきました。
それでも、まだ体重は大人の6割ぐらい、玉子もまだ産み始めません。
そろそろ、玉子を産んで自分の食い扶持を稼いで欲しい・・・・、
と、思うのは、人間の勝手な理屈ですね。
と、The北海道ファームのにわとりたちは、健康そのもので元気に暮らしていますが、
養鶏業全体的に言えば、秋の深まりと ともに魔のシーズンに突入してきます。
そう、それは「鳥インフルエンザ厳戒シーズン」です。
鳥インフルエンザは、渡り鳥が媒介しているとされていますが、
そろそろ渡り鳥のシーズンが近づいてきます。
間もなく、ここ栗山町上空でも、さまざまな渡り鳥が南へと向かう姿が見られるようになります。
そうなると、The北海道ファームでも、「うちの大事な鶏に、近づくな!」とばかりに
渡り鳥を 憎々しげに見上げる日々が続きます。
林さんいわく「箱入り娘のThe北海道ファームのにわとりたちに
訳の分からん渡り鳥を近づけてはいかん!」なんという親心・・・。いいんです過保護で。
そういえば、林さん狩猟免許に挑戦するようですが、愛鶏を守るために
渡り鳥をやっつけるつもりなんじゃ・・・・。ありえる。うん。
※もちろん狩猟は法令順守。冗談ですよ。
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先日は、鳥インフルエンザのシーズンを前に
家畜衛生保健所と町の方が、現地指導に来られて、施設の状況や
管理状況を確認していきました。
当たり前ですが、「とくに問題はない」という事で引き続き衛生面や
飼育環境に気をつけながら、飼育を続けていきます。
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養鶏場の入り口に立つ、立ち入り禁止の看板のように
今後も、あらゆる病気を立ち入り禁止で続けていきます。
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極上の飼育環境で、元気に育つ
病気を寄せ付けない健康なにわとりの玉子を販売する
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2017年10月16日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
The北海道ファームのあるここ北海道栗山町でも、
山の方から徐々に紅葉の時期を迎えています。
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紅葉の次には 間もなく雪の季節になってきます。
今年の空は、雨が多く晴れが3日と続かないので
外での作業がはかどらず、やや焦っています。
そんななか、後回しにされていたジャガイモの試験栽培ですが
ようやく収穫作業を行いました。
まずは、ジャガイモの先生である農家の大先輩から
ジャガイモの掘り上げ機の使い方を習います。
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この機械で、地面の中にあるいもを 地上に掘り上げます。
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その後、地面の表面に出てきたいもを拾うところは手作業です。
北海道で見かけるトラクターで引っ張るような巨大なポテト収穫機ではなく、
テデトールで作業します。家庭菜園程度の栽培なので手で拾う方法でも大丈夫。
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サイズ感がそろっていないのは、ご愛嬌ですが
収穫量は、この写真のコンテナで10個以上、300kg位になりそうです。
いもの先生の指導と、林さんのお世話で上々の出来栄えになりました。
試験栽培は、成功です。
次は、この収穫したいもを十全社グループの料飲部門の厨房に送り
専門の調理スタッフが厨房で加工をして、販売用の農産加工品に仕上げる試作です。
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以前に他で手配したいもからの試作には、成功しているという事で、
今度はThe北海道ファームの栽培したいもでの試作です。
このまま順調に試作やパッケージが決まれば、この冬には販売商品になる予定です。
その際には、通販サイトでも新発売になるので、こうご期待という事で。
他にも、十全社の仕出し料理の材料にしたり、色々と活用先は広がります。
畑での栽培から、加工品の製造、そしてギフト商品での販売、
あるいは畑での栽培から、仕出し料理部門のお料理としてのお客様への提供、
トータルで手掛けていくところが、すごいなと思います。
自分の勤務先なので、あまりほめるのも自画自賛でどうかと思いますが、
やっぱりすごいと思います。いろいろ展開が楽しみです。
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2017年10月14日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
今さらながら弊社の正式名称は、The北海道ファーム株式会社と言います。
そう、株式会社です。れっきとした株式会社法人です。
という事は、そこで働く栗原や林は、会社に勤めるサラリーマンです。
農業を営む会社に勤めるサラリーマンという事ですね。
という訳で、サラリーマンの正装は、やはり、スーツです。
東北の方で1年中スーツを着て農業をしているスーツ農家がいらっしゃるという事で
我らがThe北海道ファームでも、スーツを着てみました。
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稲刈りと言う、会社にとって重要な日は、
やはりサラリーマンの正装、スーツ姿で失礼がない様に仕事をしなければいけません。
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なお、帽子は英国新紳士のドレスコードにならい、スーツ姿でも必要です。
長ぐつも広い意味では、ブーツなのでOKです。
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稲穂を抱いて「ハイポーズ!」
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ついでにもう一枚。スーツ農家と強面農家のコラボ画像です。
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英国紳士のカントリースタイルを目指してみましたが、いかがでしょうか?
本当は、写真でスーツを着ている栗原はこの日は出張の予定で稲刈り作業に参加していません。
スーツ姿で会社の事務所に立ち寄ったので、ついでに写真を撮ってみたという事です。
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なお、The北海道ファームのユニフォームは、オーバーオールが基本です。
目指せ農家ファッショニスタ。目指せインスタ映え農家・・・。
これからは、農家もオシャレにして、魅力を増していく時代だと思います。
もちろん、見た目だけでなくおいしいものをきちんと作るのは前提ですよ。
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オシャレな農産物ギフトがそろっています。
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2017年10月10日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
今年のワラだし作業は、何とか終わりましたが、
大量のワラを本田から排出したせいで、堆肥場がワラで埋まってしまいました。
そこで、もう一つの堆肥場を 急遽整備してモミガラの堆肥化に使う事にしました。
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おそらく、昔この場所で豚を飼っていた時代からあると思われる
古いコンクリートが敷設されているスペースです。
上に乗っていた厚さ数十cmの土砂や石などの雑多なものをユンボで片づけてました。
だいたい10m×7m位の面積を片づけてきれいにしましたが、
実は、もっと奥行きがあるようです。
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続いて、周りに穴をほり単管パイプを立てていきます。
間隔は、適当に1間くらいです。
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今回使用しているのは「ハンドオーガー」と言ったり「オーガ―ドリル」と言われる機械です。
エンジンの力で、ドリルを回してあっという間に縦穴を深く掘ります。
一本一本、ハンマーで杭を打ち込むのに比べて、比較にならないほど早く
かつ、疲れずに杭や柱が建てられるすぐれもの機械です。
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建てた柱に防風ネットを張り巡らせば、完成です。
人間と比較すると大きさが解るでしょうか。普通に広いです。
約20坪くらいあるので、普通に都会サイズの一戸建ては建ちますね。
戦国時代の陣幕風、いうなれば林幕府。朝廷に変わり、鶏の執政を行う機関か・・・・。
幕を張り巡らすのは、十全社の得意技ですがいつもは白黒の幕なので・・・・、
などなど、くだらない冗談はそのくらいにしてと。
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さっそく堆肥を作る材料のモミガラを 運び込んでみました。
まだまだ入りそうなので、さらにモミガラを運び込んで、
精米時に出る米ぬかと混ぜ込んで・・・と、堆肥作りに利用します。
なお、周りに張り巡らせた青い網は防風ネットで、
モミガラの風による飛散を防ぐ意味合いです。
このようにして、田んぼから排出したワラや、精米時のモミガラ、米ぬかなどを
堆肥化して、肥料として利用していくのもThe北海道ファームが
循環型農業を目指すうえで、非常に大事な仕事です。
写真のようにこの秋に、準備をした材料が堆肥化して
畑に利用できるようになるには、多少時間が掛かりますが
この堆肥を利用して、農産物を作ることは、作物にとっても有効、
土づくりにも有効で、ひじょうに良い効果が期待できます。
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が、一般に農家が化学肥料に頼りがちなのは、手間と時間がかかるから。
The北海道ファームでは、手間暇を惜しまずに堆肥も上手に利用して
循環型の農業をめざして、一歩一歩地道に取り組んでいます。
~お知らせ~
米作と養鶏で循環型農業を目指して取り組む
The北海道ファームの製品の通信販売サイトはこちら。
http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/
どうぞ、ご覧ください。
2017年10月07日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
今年は、雨と晴れが短い間隔で入れ替わり、
晴れが3日と続かない農家泣かせの秋です。
それでも、天気と畑の状況を見ながら、できるだけ作業を進めています。
写真は、試験栽培のにんにくの作業です。
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畑で、スタッフの林が機械を動かしています。
大きな体で小さなトラクター。ちょっとユーモラスな雰囲気です。
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きれいにうねが立ち、穴あきマルチ(=黒いシートの事です)が、敷かれています。
マルチの端は、土に埋め込まれ風で飛ばされないように敷かれていきます。
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こんな感じで、畑にうねを立てて(=地面を山上に盛り上げて)、
同時に30㎝間隔で植え付け穴が開いたマルチが、あっという間に約100m敷かれました。
人力だけだ同じ作業をすると、1日は、かかりそうな仕事が、たったの数十分で完了です。
誰が考え出したかわかりませんが、「機械ってすごいな~」と、思います。
後は、この開いている穴に種を植え付けていくだけ。
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今回の試験栽培は、にんにくです。
近所の先輩農家さんから栽培のアドバイスを受けつつ、
まずは、試験栽培という事で植え付けていきます。
ちなみににんにくの種は、にんにくです。
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この状態から、薄皮を向いて中に5~6個入っている小片が種です。
そのため、にんにくは種代が、高くつきます。
一粒の種から一つのにんにくしか作れないので、
種から見て収穫量がざっと5倍程度にしかなりません。
参考までに、米は種から収穫量が200~300倍になります。
こう考えるとにんにくは、割が合わないという見方もできるかもしれませんね。
なお、The北海道ファームでは、自社農場製のアレを
自社農場製のにんにくとアレで味付けして・・・・・・こんな商品を作りたい、
という計画で、にんにくの試験栽培を始めました。
無事に にんにくが収穫までこぎつけると、いい感じの新商品が発売できる予定です。
新商品の企画開発が、畑の作付けまでさかのぼってくるのが、
十全社グループのすごいところですね。
「新商品の原料で〇〇が欲しいから、栽培してくれ!」
色々と、面白い指示がThe北海道ファームに飛んできています。
現在も新商品プロジェクト、いくつか進んでいます。ご期待ください。
~お知らせ~
定番商品も、新商品も、
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http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/
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2017年10月04日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
さてさて、The北海道ファームでは稲刈り後のわらの排出作業が続いています。
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しかし、ここの所毎日数時間、通り雨のような雨が降り田んぼが常に水浸し。
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少しでも田んぼが乾くように、夏に溝掘りをした田んぼの地面にある溝を
修理して排水口から雨水が出ていくようにしてみたり、ささやかな抵抗をしていますが、
効果が出る前に、次の雨が降ってきてしまうという状態。
このように田んぼが水浸しの状態が続くと、
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わらの搬出が 人手に頼るしかないという地獄の作業になってしまいます。
田んぼが、乾いてトラクターが入れられれば、
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そこそこはかどりますが、田んぼが濡れているとトラクターは入れられず、
人力での搬出になってしまい、気が遠くなりそうです。
それでも、少しでもワラだし作業を進めるために、雨が落ちてこない時間は、
人力で少しづつでも、排出作業を進めています。
おいしいお米を作るため、地味できつい作業ですが、気持ちで乗り切ります。
「研修期間でワラだし作業を終わらせるぞ!」と、言ってくれる
本社から研修で来ている若手の2人、
このワラだし作業で精神力は、鍛えられているかと思います。
なお、ワラだし作業の合間には、
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にわとりにエサをあげる作業や、
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水をあげる作業など、鶏舎に入ってにわとりのお世話や、
玉子の採集など、養鶏部門の研修もしています。
普段の本社勤務では、経験できない農作業の現場を経験することで、
自分たちが、お客様に販売している商品が
どのように作られているかという事への理解が深まることでしょう。
商品を作る農場スタッフと、商品を販売する営業スタッフがお互いに理解を含め
刺激し合い、いい相乗効果を生んでいきたいものです。
~お知らせ~
生産と販売が一体になって取り組んでいる
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