2015年10月24日
The北海道ファームの過酷なワラだし作業をHTBのイチオシ!という番組で
お手伝いしに来ていただいたお話は、先日ブログで紹介しました。
その放送が、昨日ありましたのでご紹介します。

「出演者があなたのもとにやってきます・栗山町の田んぼでお手伝い」
いやいや、見慣れたワラだし作業が画面に映っていますよ。
赤いつなぎの方が、HTBの高橋アナウンサーです。

あ、栗原がしゃべっている。当たり前か。

林賢一さん(霊柩車のおじさん)。確かに。
千葉の葬儀社から来てることも紹介されましたよ。

壇さんが アナウンサーに指導しているぞ・・・。
この場面、いつの間に撮ったんだろう。いい画だなぁ。
十全社の社史に残る名場面だと思う。

出演者のみなさんにスタジオでお米もたべていただきました。
おいしいといっていただけて、うれしくて涙が出そう。
本社十全社の紹介もあったり、栗原家が全員映っていたり
いつもお世話になっていいる近所の粒里さんもいい感じで映っていました。
先日一日かけて撮影した映像が、15分くらいのコーナーになっていました。
本当にいい感じの映像になっていて、映像のプロはさすがです。素晴らしい。
HTBのイチオシ!ファンになりました。これから雨の日は毎日見ます。
~十全社の方へ~
HTB=北海道テレビなので千葉県での放送は、ありません。残念。
録画してあるので、見たい方は連絡ください。
2015年10月24日
先日、ワラだし作業で酷使した小型運搬車が再起不能になりました。

もともと本社の墓石工事で使用していた機械に写真のような
結構無茶な作業をさせたのが原因で、クラッチが全損・・・・。
さようなら運搬車。Dさんの愛車だったので、悲しそう・・・・。
で、前から検討していた運搬車を買いに行きました。

中古フェア開催中のアルーダ士別。片道約170kmの買い付け旅。

おっ!いいのがありますね。インターの古いトラクター。
手入れもきちんとされていますね~。
ではなくて、買い付けてきたのはこれ。

クボタのコンバイン改造運搬車!お値段なんと6万円!
The北海道ファームの古いコンバインを改造して運搬車を作る案もありましたが
6万円で売っているなら、改造する手間を考えればおとくです。
もちろんノンクレームノンリターンですが、6万円なら1年で壊れても元が取れるかと。
で、さっそくワラだし作業に投入。

おぉ!すばらしい!運搬能力!さすが機械!人力とはちがう。
一家に一台、運搬車。
十全社のスタッフから「最初から買って使えばよかったのに」という声が聞こえてきます。
いやいや、そうもいかないんです。はい。
最近、晴れが三日くらいつづいて田んぼが乾いてきたからこの機械を使えるんです。

それでも、写真のようにキャタピラで田んぼに跡が残ります。

カーブを切ると、こんな感じで田んぼの面を掘ったり、練ったりしてしまいます。
これが、田んぼの透排水性を落として米作りの障害になるんです。
そう、ですから皆さんが雨の合間を縫って作業した

こんな作業や、

こんな作業は、田んぼにとってはベストなんです。
そう、皆さんの苦労は必要な苦労です。
ただ、今に至ってようやく運搬車を入れたのは、明日から雪の予報が出ているから。
そう雪の中に春までワラロールを置いておくのは、よくない!との判断です。
ある意味、雪でゲームオーバーを前にしての苦肉の策。
まぁ、なんというか天気に振り回されつつ、試行錯誤の日々。
今年のワラだしは、本当にドラマチック。急展開が多すぎた・・・。
2015年10月21日
10月に入って雨が多く田んぼが乾きません・・・。
そんな中、難航中なのがワラの搬出。
おいしい米作りには欠かせない作業ですが、この雨の多さで難航中です。
作業の最初は、写真のようにワラを丸めるところからです。

ここまでは、ワラが濡れていても何とか可能なんですが。

この田んぼからロールを搬出するのがまた大変。

田んぼの地面が完全に乾いていれば、軽トラックを田んぼに入れてロールを拾い
ワラを直接搬出して、畑に持っていけますが、この方法ができたのは1日くらい。

最初は、田んぼが乾いたタイミングねらいで、トラクターで回収しましたが
タイヤで田んぼの地面を掘り、痛めてしまうのでNG!
よい田んぼを作るための作業で、逆に田んぼを痛めたら本末転倒です。
さらに雨と雨の間隔が近くて、トラクターを入れられるほど田んぼも乾かないです。

次に、小型の運搬車にロールを乗せて搬出しました。
曲芸なみにロールを10個乗せるという技術を見出して、
これは、機械も小型で田んぼの地面を痛めない、
調子いいぞという事で5日間ほど稼働しましたが!

運搬車のクラッチが、故障!再起不能に・・・・。修理見積20万コース・・・・。
いや、もともと本社の石材部で1tクラスの墓石を運んでいた機械でしたけど。
ワラの搬出でハードに使い倒すのは、さすがに無理があったかもしれない・・・。
クラッチ操作、一日何百回コースだったし・・・。

ついに機械はやめて人力搬出に・・・。
一輪車(通称ネコ車)で、地味に一つづつ搬出という方法に。
4機編隊のネコ車で、ロールを回収。
とうとう機械化農業から人力農業に逆戻り!
The北海道ファームのタイムマシーン農業。江戸時代の農業へタイムスリップ!

1人1個のロールを積んで延々、田んぼを歩いて戻ってきます。
えっ?「2個積めばいい」 いやいや2個もロールを積むと60kgクラス。
ネコ車の車輪が濡れた田んぼの地面にめり込んで走行できないんです。
それほどに、田んぼの状態は悪いです。

ワラのロールは、相変わらず水を吸っているので1個30kgオーバー状態。
持ち上げる作業も結構きびしい。

それでも、延々と人力で搬出する事1日。
7反程度の田んぼで200個以上のロールを搬出完了。
4人作業なので、1人50往復以上。きつい作業で、作業員全員無口に・・・。
いや、本当に腕もパンパンで腰も痛い状態。
連日の作業になると、筋肉痛に筋肉通を重ねていく感じです。
「筋肉痛は、動かして直せ!」「いやいやいや。休みたいでしょ」
「雨が降ったら休めるよ」「それでは作業が終わりません」
「そうだ、釣り針で引っ掛けてリールで巻あげれば」「無理です」
「シーソーで、ロールを飛ばしてトラックに着地は・・・・」「トム&ジェリーか」
支離滅裂・・・。最近、みんな疲れているな。
田んぼを痛めるのを覚悟で、コンバイン改造の大きな機械を入れてしまえばいいのですが、
やっぱりそれは田んぼを痛めるので、なるべくしたくないわけで。
The北海道ファームの名物「人海戦術」と「気持ち」で乗り切るべく、奮闘中。
なんとか雪が来る前に終われるつもりですが・・・。
2015年10月17日
The北海道ファームに北海道テレビのテレビ撮影が来ました。
ONちゃん!6チャン!HTB!です。
HTBの夕方の情報番組で「イチオシ!」という番組があります。
その中で、「困っている人をお手伝いする」という企画があり、
そのコーナーに、The北海道ファームがでます。
そう、The北海道ファームの作業を手伝いに来てくれたんですよ。
The北海道ファームが「困っている」といえば、田んぼのワラだし作業!
ここ数回ブログでも書いていますが、今年の秋の多雨で田んぼが乾かない、
ワラも乾かない、機械も壊れるというような状況で田んぼのワラだしが進まず困っていました。
そこで、HTBイチオシから高橋アナウンサーが助けに来てくれました!

じゃん!赤いつなぎの方がHTB高橋春花アナウンサー!
ロールベーラーを操る林社員のお手伝いでワラの整理をしていただきました。
水浸しの田んぼで、泥だらけになりながらワラと格闘する高橋アナウンサー。
途中、豪雨で作業中断を挟みながら夕方まで1日お手伝いいただきました。
頼んでおいて申し訳ないですが ドロドロの田んぼでの過酷な作業。
しっかり働いていただいたので、大変だったと思います。

最後に、The北海道ファームのお米で作ったおにぎりを
お礼に召し上がっていただきました。「おいしい」と言っていただけてよかったです。
1日かけて作業&TV撮影をしましたが、TVクルーの皆さんの仕事ぶりに感心しました。
作業をしていただいた高橋アナは、もちろんですが
スタッフの方も水浸しの田んぼで重い機材を担いで撮影したり、
突然の豪雨に自分が濡れても機材を守ったり、大変そうでした。
放送予定日は23日です。もちろん私栗原もTVに映ります。
いつもお世話になっている近所の粒里さんも、映る予定です。
どんなVTRが出来上がって放送されるのか。とても楽しみ。皆さんもよかったら見てください。
PS 北海道のTV局なので千葉県では見られないと思います。残念・・・。安心?
2015年10月13日
The北海道ファームのある栗山町。
10月に入ってから雨が多くて、晴れが3日と続かない状態です。
そんな天候なので、田んぼが乾く暇がなくワラ出し作業が難航中です。

まずは、ワラをロールベーラーで俵状のロールにまいていきますが、
水を吸ったワラが重い!足元もドロドロ!

無理して、ロールにしたワラも、1個当たりの重量推定30KGはありそうな重量級!
去年は、ワラが乾燥している状態で作業できたので、片手で持ちあがる程度の重量だったんですが、
今年のロールは、持ち上げるのも困難なほどの重量になってしまいます。重い!
無理して持つと、腰痛確実な感じです。

出来上がったロールをトラクターで田んぼから搬出しますが・・・・・・・。
まずトラクターの荷台に乗せるのが重くて大変。
さらに、田んぼの状態が悪くて、トラクターを入れられる日がほとんどない。
そうなると、ロールにしたいいけど、この重いロールをどうやって田んぼから出す?という感じです。

しかもこのロール。数も半端な数では、ありません。
計算したり数えると嫌になるので、あまり真面目に数えていませんが
The北海道ファームの田の面積で1500個以上は確実に出ます。
2000個くらいかもしれません。
作業の進捗状況は、今日13日現在で、ロールにまけているのが全面積の約4割。
搬出できているのが全面積の2・5割。そんな感じです。
雪が降るまでにこの作業を終えないと大変な事に・・・。結構せっぱ詰まりつつあります・・・。
とにかく、1個でも多くロールを作り搬出せねば!地道でつらい作業が続きます。
2015年10月09日
台風は去れども水は残るわけで。

田んぼの中は、水浸し。
ワラを出したい所ですが、この状態では田んぼの中での作業は厳しい状態。

暗渠(田んぼの排水の一部)からも、水が出続けていますが、
まだまだ数日は、田んぼが乾かないので機械は入れにくい・・・・。
(イメージ画像)
人力で少しでもワラだし作戦を続けるしかないか・・・・。
あぁ、晴れてくれ。乾いてくれ。
雨の間は、どうしようもないので、室内の仕事を少々。

資料の作成をしつつ、PCのメンテナンス。
3台も並べるとIT農業という感じがしますが、特に変わったことはしていません。
あるいは、勉強も

The北海道ファームの登録商標
「北海道水芭蕉米」をどうブランディングしていくか。
なんだか、やることは山ほどあるようです。
マーケティングと実作業。The北海道ファームの両輪です。
2015年10月08日

北海道に台風が来ています。
The北海道ファームも強風と雨。写真では、伝わらないですね。
雨で外作業ができないのでブログを更新するという
農家ブログにありがちなパターンでの更新です。
10月に入って、田んぼのワラを排出していますがなかなか進まない状態。
機械のトラブルもありますが、雨が多いことも作業を遅らせます。
そう、こんなトラブルが頻発。

田んぼに はまるワラ満載の軽トラック・・・・。

見事に4輪ともはまった状態。
もともと田んぼは水がたまるようにできているので、
雨が降ると数日間は田んぼの地面が濡れて泥沼状態に近くなります。
そろそろ乾いてきたかなという事で、田んぼに軽トラを入れてみると
上の写真の状態に・・・・。
そうなるとトラクターを持ち出して、ワイヤーで軽トラックを引きづり出す作業。

何とか脱出して走る軽トラ。
※救助中は、写真が撮れず。
なんだかんだで悪戦苦闘中。
トラクターを田んぼに入れてワラを出してもいいんですが、
それはそれでまた別の手間がかかるので、気が進まない・・・。
今日から応援スタッフと新機械が来るので作業のスピードアップと行きたいところですが
台風なので作業中断・・・・。なんとか今月中には終わらせたい所なんですが。
2015年10月03日
さて、稲刈りも終わりいよいよ秋の深まってきた感のあるThe北海道ファーム。

遠く夕張岳には、山頂に積雪が見える日も。冬が近づいていますね。
そんな寒くなり始めた時期に千葉県の十全社からの農業研修第3班が来ました。

作業開始前に記念写真。この時は元気・・・・。
で、稲刈りが終了してから来たので農作業内容は、田んぼからワラの搬出作業。
去年から取り組んでいる、おいしい米作り、土づくりには欠かせない大事な作業です。
※この解説は、また後日。

広大な田んぼで水にぬれた重たいワラを拾って、

車が入れる畔まで タンカ状の運搬具で人力で運びます。搬送。
片道 数十M いや100Mオーバーの距離も

トラックに積んで、1作業終了。

次のワラを拾いに行きます。
この作業を朝から1日、数十回、延々と繰り返します。
ええそうです。過酷な作業です。まさに十全社研修。
こんなに過酷になってしまったのには、わけがありまして。

・豪雨で田んぼが水浸し。機械や車両を田んぼに入れられない。
・ワラも湿って重量UP。乾燥ワラの数十倍の重さです
・ワラを出すための機械の故障 (代替手段の手配が来週に)
などなど・・・・。
来秋には機械のほうも手配がついて順調に進んでいく予定ですが
せっかく研修に来ているのに何も作業しないのもNGですし、
機械が来るまでに、少しでもワラだしを進めておく方がよいわけで。
諸事情をかんがみての過酷な作業を行う研修3班。
実質1日半の人力ワラ出し作業でしたが、肉体的にも精神的にも超過酷。
研修1班2班と全く違う重労働。本当に大変だったと思います。

昼食後の事務所内でも、全員ダウンの昼寝中。
ファームの専属スタッフH氏(緑矢印)だけは、元気にメール中ですが、、、。
人力でのワラだしの限界は1日1人で約1反。そんなデータも取れました。
つまりThe北海道ファームの田を人力でワラだしすると75人で1日作業。
現実的には、5人で毎日作業して1か月かかるという感じですか。うーん。
やっぱり機械は偉大だ!機械カムバック!機械早く来い!
なにはともあれ、研修3班お疲れ様でした。
農業の過酷さの一端に触れたことは、よい経験となることでしょう。
The北海道ファームに人事異動だけは嫌だとトラウマにならないと良いのですが。
2015年09月26日

収穫御礼
本日 おかげさまで
無事収穫を終えることができました
皆様がたの あたたかいご支援に
心より御礼申し上げますとともに
今後ともよろしくご指導くださいますよう
お願い申し上げます
まずは 略儀ながら御礼申し上げます
The北海道ファーム株式会社
株式会社十全社未来事業部
2015年09月25日
毎日、稲刈りをしているので確実に田んぼから稲がなくなります。

だんだんと田んぼの景色が変わってきました。
いよいよ 秋が深まってきた感じですね。
稲刈りをしたあとモミは、1回目の乾燥工程を経て倉庫に集積されています。

とりあえず仮置き。
1tのフレコンで数十本。最終的には100本程度になると思います。
「豊作ですか?」
「よく判りません。」
まだ刈取り直後のモミ状態なので、この後本乾燥させて、モミを外して白米にして
各工程で、着色粒や生育不良粒を選別して、最終製品の白米になる量、
そこがやっぱり大事な所です。いくらモミが多くても白米製品が少なければ意味がないんです。
近所の農家さんいわく「俵に入るまでわからない」ということで。
The北海道ファームの場合は、俵より先の
「製品化してお客様に販売するまでわからない」というところでしょうか。
そう、稲刈り作業は、まだまだ中間地点なんです。