The北海道ファーム
menu

The北海道ファーム

農場ブログ

お米をおいしく食べていただくために

2015年04月27日

お米の勉強をしている中で気が付いたのは、

お米の食べ方に関する本、いわゆるレシピ本の少なさです。

 

書店の料理本コーナーには、パンの本コーナー、肉料理の本コーナー、

ワイン本のコーナーなど様々なジャンルのレシピ本が並んでいますが、

お米本あるいはごはん本のコーナーはありません。

お米のライバル?パンの場合は、パンの作り方、パンの種類の解説、パンを使った料理、

あるいは、おいしいパン屋さんの紹介などなど、様々なパンに関する本が並んでいます。

 

ところが、われらがお米・ごはんは、そういう本が非常に少ない!

ご飯の炊き方の解説本やおコメの品種解説本、そういったお米の食べ方の本は、まず見ない。

残念!悔しい!

 

という事でお米を作るThe北海道ファームとしては、お米の作り方ももちろん勉強していますが、

お米のおいしい食べ方もしっかり勉強して、皆さんに伝えたいと思うわけです。

そんなわけで、いろいろ探してみました。

DSCF2560

一読してみると、それぞれ面白い!

同じお米で炊くときの道具を、炊飯器、土鍋、アルミ鍋、ホウロウ鍋などで炊き分けて

味の違いを検討している記事や、もちろん品種の解説、稲作の文化論など

様々な切り口から、お米を食べるという事を取り上げています。

おいしいお米の炊き方の部分なんて、本当に皆さんに知っていただきたい事がたくさんです。

 

The北海道ファームとしても、お米を作るだけでなく、

おいしい食べ方も皆さんに提供できるようになりたいと思います。

 

まずは「お米の保管は冷蔵庫で」。

特に、千葉県でお米を食べていただいてるみなさん、

これからの暑い時期、お米の保管はおいしさKEEPに重要です。

日中30度オーバーの室内にお米を置いておくとどんどん味が落ちます。

お米も植物の実なので、果物や野菜と同じ生鮮食品です。

ぜひ冷蔵庫、せめて20度以上にならないような場所での保管をおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温室育ちの苗5兄弟

2015年04月26日

一番最初に種まきしたハウスの苗がこんな感じです。

5棟あるハウスの最初に種まきをしたハウスなので

The北海道ファームの苗五兄弟の長男です。

 

DSCF2555

緑!苗っぽい!

実は、心配しすぎて少々過保護にしてしまったようです。

もう少し、外気に触れさせるタイミングが早い方がよかったかも・・・・。

 

という事で、2日遅れで種まきをした次男三男は長男より早く、保温シートを取りました。

DSCF2557

子育て同様に、長男は心配しすぎの過保護、

二男以降は少々手荒にという所です。

 

たいてい、過保護な長男より次男以降の方が活力がある場合が多いですが

The北海道ファームのお米の苗5兄弟はどうなるでしょうか・・・。

無事に育ってくれないと困る!頑張れ!苗!

 

 

~今日のH社員~

決めポーズ!

DSCF2558

なにやら 余興の練習中?

赤いシャツが欲しいみたいです。

 

水芭蕉のトキト山

2015年04月25日

The北海道ファームのすぐ裏にトキト山という山があります。

今朝のトキト山の様子。

道路から白い花が見えます。

DSCF2520 3

谷間の水芭蕉の群生地。

近づいてみると、

DSCF2542 2

まさに、今が見ごろ。

DSCF2540 1

一面の白い水芭蕉。

水芭蕉にこんなに接近して写真を撮れるなんて、貴重な場所。

なんなら、摘み取りすら可能な状態。

(もちろんそんなことはしませんが)

こんな貴重な場所が、すぐ近所にあるThe北海道ファーム。

すばらしい自然環境です。

 

ちなみに、地元の人あまり関心がないみたいです。

車を停めて写真を撮る自分に

「何をしているの?」と不思議そうに自転車のおじさん。

「水芭蕉がきれいなので」と、答えるも

いまいち無関心に「ふーん」と言って立ち去って行きました。

きれいだとおもうんだけど・・・・。

 

 

機械のお手入れ

2015年04月24日

機械の手入れを少しづつ進めています。

 

Q さて、これは何でしょうか。

DSCF2505

ヒント 黄色い矢印です。

DSCF2511

A シャトルの水の噴出口でした。

DSCF2510

「だいたいシャトルなんて知らないし」という事で解説。

この機械は、ビニールハウスの中で苗に水を上げるための

自走式の散水機です。

???????????????????????????????????????????????????????????????

このようにアームを広げて水をまきながら進んでいきます

(写真は昨年の写真です)

 

問題の部品は、水を吹きだして苗に水をかける部品です。

つまり、この部品が詰まると均一に水がかからずに

苗の成長に悪影響が出る場合も・・・・。

なによりも、30程度ある噴出口から均一に吹き出ていないと

いまいち気分が悪いという事で、改めて手入れをしています。

手入れ後の試運転は、苗が芽を出してから、

シャトルが無事に動いてこその育苗です。

 

 

 

芽がでた!

2015年04月23日

じゃん!

DSCF2503

一番最初に種まきをした育苗ハウスが、芽を出し始めました。

ちいさなちいさな芽が出てきただけですが、実にイイです。

 

稲が無事に育つか、心配しつづける日々を過ごしていますが、

なんとかここまで来ました。

この後どんどん芽が出て、きれいにそろってくれるはずですが、

まだまだ、心配する日々が続きます。

 

 

~読者からの質問コーナー~

前回の種まきのブログ記事を見ていただいたT氏からの質問です。

DSCF2487

Q なんか、モミの数が少なくない?

A そのとおりです。モミの出が悪くて調整するときに写真を撮りました。

この後、調整して4粒平均を目指しました。はい。

写真一枚から、このような質問をするなんて、さてはプロ農家ですね?

 

 

 

 

 

 

種まき種まき

2015年04月21日

忙しい日にブログの更新が途切れるのは、農業ブログの常です。

 

ここ数日、種まき&並べ作業が続いていました。

DSCF2484

種まき作業所です。土を入れ、種を入れ、上土をかける播種機。

その名も「まくDay」をつかい、オートメーション的に作業は進みます。

人間は、土の補充や種の補充がなど

機械が途切れずに動くように面倒を見ています。

 

DSCF2487

床土と、種もみがはいっています。このあと上土がかかり完成です。

 

DSCF2485

完成したポットを鉄道で輸送します。

とりあえずThe北海道鉄道=THRとします。

現路線は、播種所~ハウスですが将来は各田んぼにつなげたいです。

DSCF2479

そのポットを並べ係が並べていきます。

人力ではありません。並べる機械を使用しています。

その名も「ならべーる」。いい名前・・・。

 

最後に、仕上げの踏込をします。

DSCF2480

一枚一枚丁寧に踏み込んで、地面との圧着を高めます。

あまり一般的な農家はしない作業です。こだわりの作業です。

道具は、自作なので、この道具を販売する野望があります。

その名も「ふむDay」。The北海道ファーム農機から、発売予定です。

 

ちなみに、ふみ係はメイクが落ちているということで写真は拒否されました。

農業女子です。美人です。

 

ここ数日、この作業に追われていました。

全部で4000枚OVERなので、根気が必要な作業でした。

 

あとは、ハウスで無事に芽を出してくれればOKですが・・・。

となりのトトロのどんぐりの芽が出てくるシーンの気持ちですね。

 

 

 

 

 

トラクターを運転するのは

2015年04月18日

DSCF2450

畑を進むトラクターM1。

運転するのは?

DSCF2451

さすが!

 

十全社グループの機械の大御所。

北海道でも大活躍!

種子の気持ち2

2015年04月16日

昨日催芽室に種子を入れました。

DSCF2409

中身はこんな感じです。

DSCF2420

入れて加温してから約1日。

 

温度変化は、このような具合になっています。by温度計1号機です。

 

おんど

催芽室自体がサーモ(温度を一定に保つ装置)で30度に設定されていますが、

実際にはグラフのような、温度変化でした。

28度を切ると加温が始まり、31度で加温が止まる。その繰り返しでした。

ちなみに、大きく温度を落としたのは、中の様子を見るために

温度計を外においた時で、外気温の観察値です。

「いいデータがとれたなぁ」と、思いながらも無事に催芽できているのか心配・・。

科学的には失敗しないデータですが、それだけではない部分が・・・。

 

その後、催芽室から取り出して。

DSCF2421

水に浸け熱を冷まします。水風呂です。

 

DSCF2422

その後、洗濯機の脱水槽で脱水して水分を飛ばします。

イタズラしているわけではありません。真剣です。

 

DSCF2423

その後、シートにお休みです。

 

以上のような感じで作業をしています。

種もみの作業が夕方から夜にあたったので、連日当直状態。

「泊で2回でて、開けて夜担当が連日」みたいな状態のTHFスタッフ。

※注 一部の読者にしか通じない表現ですね・・・。

 

時間を計算すればいいんですが、昼間は昼間の作業もあり、

夕方~夜に種もみをさわっていた方が効率がよいのもありますので・・。

 

ちなみに、昼の作業では重大な問題が発覚して大騒ぎ。

みなさん、いろいろご心配、ご案内いただきありがとうございました。

何とかなりそうです。ありがとうございました。

 

 

種子の気持ち

2015年04月16日

THFの米づくりは、水稲の種子から育てているので種の準備も大切な仕事。

DSCF2385

種もみに水を吸わせるために、水槽の中に付けてあります。

水温10~11℃をKEEPで10日間です。

 

その後、秘伝のタレを作り、さらに1日浸けます。

DSCF2398

タレの正体は、これです。

DSCF2401

お酢の50倍液。

「微妙に食欲をそそる香りがする。寿司とか」といった方がいます。

確かにそんな気分になる香りがしました。

本当は、まじめな消毒の手段です。

 

DSCF2407

その後、お湯に種もみを入れます。

水温40くらいあるので、熱湯風呂です。

 

DSCF2409

風呂上りに、サウナ状態の催芽機に入れます。

室温30℃近辺で24時間。種もみの芽が出てくる・・・・・はずです。

ここで出てこないと、大変なことになるので緊張します。

 

DSCF2411

夜中も、何度か状態を確認します。

実はオンライン上でも温度確認できるようにしてあります。

(PCやタブレット、スマホならどこにいても温度の監視は可能です)

それでもどうも落ち着かなくて、見に来てしまいました。

 

無事に芽が出てほしいものです。

 

 

 

 

 

こだわりの苗床・・・。

2015年04月16日

1年で1番の繁忙期といえます。

同時並行的にスケジュールを意識しながらの作業が続きます。

 

本社から来たスタッフが、きつい作業に取り組んでいます。

DSCF2388

水稲用の苗を育てるハウスの土(=床土)の調整作業です。

この土の状態いかんで、よい苗ができるか決まってきます。

米づくりのうえで、とても大切な要素なんです。

実はTHFのハウスの床土はあまり良い状態ではありません。

作業方法や作業機のチョイス、もともとの土質など色々原因はありそうですが、

まずは、今年良い状態に持っていくための苦肉の策。

 

「床土をフルって選別大作戦!」です。

考え方は、簡単なんです。床土をふるいで選別して、

大きな土の塊を除去しようという事なので・・・・。

写真のようなハウスの幅に合わせたフルイ(もちろん自作、DAN式床土フルイ機)に

床土をスコップで入れると、下から目の細かい土だけ出てくるので、

大きな土の塊は、フルイ上に残り除去できるという事です。

 

えぇ、考えは簡単でもご想像のように実践は大変です・・。

ただひたすらスコップで土をくみ上げる作業の繰り返し・・。

体力、筋力、根気が試されます。長時間作業は不可能です・・。

 

※一般的な農家は、絶対にしない作業です。

 

 

 

トップページ → 農場ブログ