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農場ブログ

種蒔き作業 進行中

2018年04月21日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

先日、「芽だし」と言われる種もみの発芽作業を終えて、

極小の芽がでた種もみです。

この種もみ、いよいよ種まき作業に入りました。

 

倉庫の中で、種まきの機械をセットして、作業開始です。

なお、写真中のスタッフは、グループ会社の農業研修中のスタッフです。

日ごろのスーツ姿から、農家スタイルに変身して作業中。そうとう板についています。

 

人間は、機械が正常に作動するように苗箱を補充したり、

土を補充したり、種もみの撒き具合を見たり、そんな付帯作業をします。

土などの資材の投入が途切れると、機械が正常に動作しないので

「機械が調子よく動くように、面倒を見る」のが人間の仕事です。

という事で、機械のあちこちに目配りしつつ作業をしています。

 

The北海道ファームの場合、全部で5000枚程度の苗箱を

10日程度かけて種まきをしていく計画です。

田んぼの面積にして 約10ヘクタール、東京ドーム換算2.2個分です。

 

種もみの発芽作業を 平行して進めながら、しばらく種まき作業が続きます。

とりあえず今年は、そんなに寒くないので作業がしやすく助かっています。

機械も、今のところ調子よく動いているので、このまま頑張って欲しいものです。

 

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日本一おいしいお米コンテスト優秀金賞受賞のお米。

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田んぼのアゼを塗ります

2018年04月19日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

種まき作業が、スタートを切る中、本田では、アゼ塗り作業が進められています。

普通の農家さんは人手が無くてなかなかできない作業を、

きちんとできるのがThe北海道ファームの良い所、アゼ塗り作業もそういう所です。

 

本田のアゼが崩れて細くなってしまったり、

高さが足りないところを中心に、アゼを太くしたり高さを増す作業です。

 

この作業、3年続けて行いましたが、年々田んぼの水を張った時に水持ちが良くなり、

今まで3日に1回、水を入れていた田んぼが、5日で1回で良くなるなど、

夏の田んぼの管理作業の軽減に 大きく貢献しています。

もちろん、田んぼの漏水が少なくなれば、水も節約できますし、いい事が多いです。

「アゼは大事だよ」 先輩農家の皆さんもそう言います。確かに。

 

トラクターの後ろに アゼ塗り機を装着して、アゼを補修していきます。

ちょっと見にくいですが、アゼ塗り機のまえの方でプロペラ状の刃が回転し

田んぼに地面を掘った土を、アゼの斜面に投げあげています。

その後、円錐状の塗り付け部が圧力をかけながらアゼを整形していきます。

時速的には 1~2kmで進みながらアゼを直していきます。

すごい機械です。

 

きれいに、アゼが濡れています。

と、書くと簡単そうですが、きれいに仕上げるのは相当難しいです。

土が乾いているとボロボロ崩れるし、泥状だと機械が泥まみれで仕上がらない・・・。

土壌の水分が丁度よいタイミングで作業できるかが、ポイントです。

そうはいっても、田んぼによって土質が違うの同じ日でも全然状態が違うから・・・・。

 

そして、真の難しさは、これ!

そう直線をキープして進んでいく事。

1本のアゼが100m超ともなると、微妙なハンドル操作で

アゼのラインが曲がってくる訳です。

人間の目と感覚は、意外に鋭敏で4~5cm曲がってもわかってしまいます。

ここを、直線で仕上げるかが腕の見せ所。

なお、栗原施行のアゼ塗は、見事なスネークラインに仕上がります・・・・。

 

メインオペレーターが 丸2日かけて、結構な距離のアゼを直しました。

総計4km位は直したかな。あとで計測しておきます。

 

The北海道ファームのオペレーターのアゼ塗の腕前はいかに?

通りがかりに見れば、一目瞭然です。結構いい線いっていると思うんですが。

 

 

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おいしいお米作りには、まずいいアゼ作りから。

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種蒔き準備ができました

2018年04月16日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

先日から 約1週間11℃の水温をキープした水槽で水に浸けている種もみです。

ここから 1番最初にから水に浸けてあるグループの種もみを取り出します。

 

そして登場するのが、湯芽工房(ゆめこうぼう)、

お湯で芽を出す機械なので湯芽工房という名前なんでしょう。

32℃の水温で約24時間で、種もみから芽が出てきます。

 

まずは、今年の第一弾として9袋 45kgを投入します。

32℃の水温で温度をかける事約1日、種もみから芽が出てきます。

 

この時に、食酢を入れるのがポイントです。

えぇ、完全に食用の酢です。ミツカンです。

このお酢が、おいしいお米の隠し味になるわけではなく・・・消毒目的です。

種もみを消毒する手法で、農薬を使う方法もありますが、

The北海道ファームの場合、減農薬でのお米の生産に取り組んでいるので

お酢を使った種もみの消毒を 行っています。

安全安心な米作りには、効果がありますが、味の向上に効果があるかは未確認です。

 

さておき、芽が出た種もみを陰干しをして、準備完了です。

ある程度、水分を飛ばさないと 種まき機が不調になるので陰干しも大事な工程です。

 

さぁ、いよいよ種まきが始まります。

 

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秋に備えて田んぼの手入れ

2018年04月15日

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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

田んぼを始め農作業は何でも1年単位、あるいは数年単位で

先々を 考えて作業をする事が多いです。

 

例えば、先日取り組んだ「サブを入れる」というこの作業。

トラクターでサブソイラという作業機を 引っ張って

田んぼに地面に溝を 掘りつけて排水性の向上を狙う作業です。

 

「青いサブだね。道央かい?」と、マニアな話題はいいとして・・。

 

この作業が「春のサブは、秋に乾く。秋のサブは春に乾く」と先輩農家さんに言われるように

作業をしているのは、春ですが効果は、半年先の秋に出てくる作業です。

 

という事で、秋に田んぼが乾くように祈りながらサブを引きます。

春先のなにかと慌ただしい時期ですが、半年先を考えて

最大限出来ることは、やっておこうと思う訳です。

 

逆に春の作業だけを考えるなら、時間をかけてサブを引いたは、いいが、

田植機がサブの溝の影響で上下に揺れて作業がしにくいというデメリットもあったりして・・・。

 

さらに、秋の天気次第では「晴れが続いて、サブなんていれてなくても

田んぼが乾くよ」という事も十分あり得るわけで・・・・・。

まぁ、半年先の事は判らないのも本当ですが、一応やれることはやっておきたいのです。

 

 

そうそう、半年と言えば、昨年秋に試験的に植え付けをした

The北海道ファームのにんにく畑です。

春になって少しづつ、芽が出てきました。

そこそこいいような気がします。

「にんにくの芽、うまそうだな~」と食べてしまうと

肝心の実が取れないという本末転倒な事態になるのでぐっと我慢。

3か月先の、にんにくの収穫を目指します。

 

何をやっても時間が、かかりますね。

 

 

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さようなら ユニック 

2018年04月13日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

今日は、ほぼ社内向けのお知らせ記事です。

The北海道ファームで 活躍していたこの車。

㈱十全社の社名入りのユニック車。

10年位前に グループ本社の十全社で購入して

墓石!関係の工事で、使われていた車輛です。

多分、100基以上 お墓の工事に関わっていたはずです。

 

数年前から、The北海道ファームの農場に転勤?になって

稲刈り時には、モミ満載の鉄コンテナを積まれたり

 

時には、機械を積まれたり、完全に農作業用トラックとして

第二の配属先で頑張っていました。

が、諸事情により、この春でついに引退という事になりました。

 

さっそく、地元のトラック買い取り業者さんに来ていただきました。

ユニック部分から、全身をくまなくチェックされて、

買い取り価格の査定を 出してもらいました。

 

結構、使い古したようにも思いましたが、意外に高い価格で買い取りが決まりました。

ユニックの場合、車体本体、ユニック部分など、バラバラに需要があったり、

海外からも引き合いがあったり、結構な金額になる事が多いそうです。

 

長年 十全社グループの事業で役割を果たしてきたユニックですが、

この春で、さようなら。お別れです。ありがとうユニック。

 

 

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稲のサプリ ケイ酸質

2018年04月10日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

さて、The北海道ファームの春の本田作業 いよいよ始まりました。

まず手始めは、ケイ酸質の散布作業です。

 

一般的な肥料の窒素リン酸カリが、稲にとって食事とするならば、

ケイ酸質は、稲にとってのサプリという事になります。

ケイ酸質を イネが取り込むことによって、健康で丈夫な稲になり

結果、収量が上がり、おいしさいお米に仕上がります。

 

トラックの荷台に積んで 運んでいき、

ブロードキャスターというトラクターの散布装置に積み込んで、

さぁ、どんどんケイ酸質を撒いていきましょう。

 

1反あたり120kgを目安に、多めに撒いてもOKなので

農場全体で14~15トン撒くことになります。実の所、資材経費も相当掛かっています。

 

なお、このケイ酸質、極端に言えば まったく撒かないでも

稲は育ち お米は収穫できてしまいます。

ゆえに、お金をかけず、手間をかけずという方針の場合には、

ケイ酸質散布量が0という事も ありえるわけです。

 

ただし、The北海道ファームのお米作りは、

「おいしいお米は、健康な稲から」と言う考え方で取り組んでいるので、

このケイ酸質の散布という作業は、手間も時間もかかりますが、

絶対に 欠かす事ができない作業です。

 

なお、The北海道ファームで使用しているケイ酸質資材は、これです。

http://www.tetsugen.co.jp/products/slag.html

実は、新日鐵 室蘭製鉄所の高炉から出るスラグが主原料です。

The北海道ファームのグループ本社は、新日鐵 君津製鉄所のおひざ元君津市にあり、

新日鐵関連のお付き合いも多いので、僕の中では親しみを感じる資材です。

ひごろ色々お世話になった新日鐵さんの資材なら、

恩返しの意味でもぜひ使わないと・・・そんな気持ちにもなりますね。

( 注 栗原個人のほぼ意味不明な一方的な思いです)

 

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ケイ酸質の施用で 健康な稲は、おいしさの基本。

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4月に雪 種もみ準備中

2018年04月07日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

「暖かい春でイイね」と、言っていたら

ここ数日寒い日が続いて、とうとう雪が降りました。

4月の雪ですね。

The北海道ファームのある北海道栗山町では、

何年かに1回は4月になってから雪が降ることがあります。

関東のイメージでは、入学式=桜というイメージがありますが、

北海道では、入学式=雪のイメージ なんでしょうかね?そうでもないか。

 

雪が降ると、心配なのが先日設置したビニールハウス。

薄く雪が載っている程度なので、ぜんぜん問題ないでしょう。

大量に雪が載ると、ビニールハウスがつぶれる可能性があるので

このぐらいの雪の量で勘弁してほしいものです。

 

外は、寒の戻りで寒い状況ですが、田植にむけて種もみの準備も始めています。

まずは、種もみを温湯消毒して水をすわせて、種もみの目を覚まします。

11~12度の水に浸けるわけですが、外気温は4℃位なので

水の方が暖かい状況を KEEPし続ける必要があります。

 

そこで、The北海道ファームで活用されているのが

サーモスタットとヒーターです。

この機械で水温を 測っていて水温が下がると自動的に

水中のヒーターのスイッチを入れて水を適正温度に保つ装置です。

もちろん、温度計でのチェックも欠かせませんが、この機械のおかげで

規定通りの正確な浸種(種もみを水に浸ける作業)ができます。

 

正確な種もみの管理は、高品質なお米作りの第一歩です。

種もみが無事に目を出すように気を使う日々が始まりました。

 

 

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種もみの正確な管理もおいしさの秘密。

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育苗ハウス 設置中

2018年04月03日

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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

好天が続いて、農作業がわりあい順調に進んでいる北海道栗山町です。

早朝から、ビニールハウスの設置作業を進めています。

5棟ほど、仮に完成してあと残り2棟の予定です。

 

屋根の部分が完成した所から、地面に肥料を撒いて、

 

トラクターで地面を耕して

(撮影の都合で 写真は、去年の物です)

 

扉の部分を 設置していきます。

 

作業自体は、毎年の事ですが一年ぶりの作業なので微妙なコツを忘れます。

作業をしている内に 思い出しますが、慣れてきたころに作業終了で、また来年となります。

応援のスタッフも、要領が良くなってきましたが、作業は、もう終盤です。

順調にビニールハウスの設営が終わってくると、すこしホッとしますね。

 

そういえば、先日の北海道新聞。

2045年 今から27年後に道内人口25%減だそうです。

The北海道ファームのある栗山町は、ほぼ半減して人口約6600人程度。

僕が 65才になって「農業引退かな~」と考え出した時には、

周りを見ると、人がいないという状況になるようです。

予測によると 高齢化率も50%超という事で、すごい世の中になっていそうです。

 

でも、その前に「北海道産農産物 誰が食べるのか問題」が起きますね。

The北海道ファームというより北海道農業は、

世界のマーケットを目指すしかないでしょうね。

まずは、英語の勉強からですかね。

 

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育苗ハウスの準備を始めました

2018年03月29日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

今日のThe北海道ファームの周辺の様子です。

ここ数日、5月なみの暖かさで田んぼの雪は、全部消えました。

年々、地球温暖化が進んでいるような気がします。

 

春先の稲の作業の手始めは、育苗用のビニールハウスの設置からです。

この作業は、早朝の数時間、風が弱い時間で作業をするので、

日の出前の4時起きで農場に集合します。

 

朝日が出て、手元が見えるようになったら、作業開始。

 

ビニールを、骨組みの上に広げていきます。

広げたビニールが風にあおられてしまうと、凧揚げのようになり

非常に危険なので、スピード勝負で作業をすすめます。

(作業中は写真を撮る余裕がありませんでした)

 

そのあと、ビニールをおさえるためのバンドをかけて

地面に設置してあるワイヤーに縛っていきます。

今年は、応援のスタッフが3名、いい働きを しています。

 

朝の風が弱い 作業可能な時間帯は4時間くらいなので

全部のハウスをいっぺんに準備できるわけではありません。

数日かかって準備をしますが、その間は毎日4時起きで作業開始です。

応援スタッフも強制的に 早寝早起きの農家スタイルになります。

 

それにしても、今年は気温も高く作業がしやすいです。

朝五時に すでに気温がプラスになっていて、

林さんは 「今日は、暑いね。ジャンパーいらないね。」

と、言って皆を驚かせていますが、さすがにそれは異常な気がします。

 

確かに、去年の同じ時期、同じ作業の様子を確認すると、

強風で雪が舞う中、かじかんだ手でバンドを結びつけていました。

 

去年に比べると、今年はすごく好条件な天候で、作業がはかどっています。

春が暖かくて、晴れが続くのは、本当にいいことです。

地球温暖化の問題も、この時期の北海道の農家にとっては、

「かえって助かるよ」ぐらいの感覚もありますね。

 

※地球温暖化を推進しているわけではないです。

当社のグループ会社全体で、太陽光発電を取り入れた式場を作る、

営業車のハイブリット車化など、エコへの取り組みも積極的に行っています。

 

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春先のいい田んぼは、手入れの成果

2018年03月28日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

朝の見回りで、スタッフが田んぼを見ています。

「あぁ、いい田んぼだね。」

 

「ここは、どうもいけない田んぼだね」

 

写真で見ると分かりにくいですが、ポイントは、地面の乾き具合です。

1枚目の写真は、地面が乾いています。

2枚目の写真は、水があちこちに溜まっています。

 

春先の田んぼの良し悪しは、田んぼがいち早く乾燥するかという点です。

なぜ、乾燥が早い田んぼが良いとされるのかと言うと、「作業性」と「乾土効果」です。

 

「作業性」は、いかに効率的に田んぼを耕せるかと言う所です。

トラクターで、田んぼを耕そうとする時に地面が湿っていると、

水と土を練り合わせることになり、泥団子状にしてしまい、うまく耕せません。

もちろん、燃費も悪いしトラクターも汚れるしいい事なし。

田んぼが乾くまで作業延期になるので、忙しい時期に作業も遅れます。

その点、早く乾く田んぼは作業期間が長く取れるのでスケジュール的に早め早めの進行ができます。

 

「乾土効果」

これは、説明が長くなるので理屈は、検索していただいて。

田んぼが乾けば乾くほど、土中にある稲わらなどから

天然の肥料成分が発生して、稲の栽培期間中に生育を助けてくれます。

散布する肥料も減らせるので、経費削減にも寄与しますね。

 

他にも効果として、「地温の向上」による生育の向上などもあった気がします。

 

という訳で、春先に田んぼが乾くように、The北海道ファームでは、

色々と努力を重ねているわけです。

 

 

秋に稲わらを 全部田んぼから出して地面によく日や風が当たる様にしたり。

 

明渠という溝を 掘って田んぼの排水を良くしたり。

 

 

サブソイラという機械で地面に亀裂を作り、排水を誘導したり。

 

暗渠(田んぼの地中の排水管のようなもの)を整備して、土中の水を抜いたり。

などなど、出来る限りの手立てを尽くして、春先の田んぼの乾燥が進むようにしています。

 

The北海道ファームの場合、近所の先輩から

「自分も、田んぼの手入れをしたいけど人手が無からな~なかなかできないよ」

と、言われることもあるくらい、さぼらずに田んぼの手入れをしています。

「そんなに真面目にやらなくても・・・。」とあきれ顔で 言われたこともありますが、

The北海道ファームは、真面目の上にバカがつくほど、田んぼの手入れに取り組んでいます。

 

でも、おかげで田んぼの状態は、年々良くなって、

春先の田んぼの乾きは、かなり良くなってきました。

一部に、2枚目の写真のような乾かない田んぼもありますが、全体的にはいいです。

 

いい田んぼを見ていると、「今年もいいお米作りが出来そうだ~」と、

前向きな気合が乗ってきますね。

The北海道ファームの「バカ真面目」な米作り、今年も始まります。

 

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バカがつくほど真面目に作った。

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