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農場ブログ

田植え~後片付け編~

2015年05月25日

苗が田んぼに植えれれると、田植え完了といきたいところですが、

同時並行でハウスで使っていた苗のポットを片付けていきます。

※苗のポット = 植木鉢みたいなもの。1枚に確か480株の苗があります。

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田植え期から降ろされる植え付けで空になったポット。

順次、トラックでアゼから回収していきます。

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空になったポットが作業場に集積されます。

その数4000枚以上!

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ポット洗浄機で1枚1枚洗っていきます。

ここで破損をチェックして選別もします。

延々と洗い続ける根気のいる作業。

ここでも、機械を停めないように次々とポットを投入していきます。

なれてくると、手が勝手に動いてきます。

1日中作業をすれば2000枚くらいは洗えそうですが、

1人作業で精神的にきついものがあります。

 

 

ちなみに、田植えも終盤戦になるともう一つの心配ごとが出てきます。

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だいぶ苗の植え付けが終わり、残りの苗が少なくなったハウスです。

「この苗で、田んぼ全体に植え付けできるのか?苗は足りるのか?」

そんな心配事で頭を悩ますようになります。

「この面積で、○○枚使用したという事は、残り面積が●●反だから あと◎◎枚必要・・・・。」

「足りない!いやギリギリ!」なんて、考えています。

時には田植え機のドライバーに「苗が足りなそうなので、2度植えをなるべく減らして」とか

田植え機の設定変更で「植え付け間隔を1cm伸ばして苗の使用数を減らそう」などと、シビア状況も。

 

苗が足りないと、植え付けできない田んぼができてしまいます。

そうなると、やっぱり気になるので心配しています。あぁ無事に終わってほしい・・。

 

 

 

 

田植え~田んぼ編~

2015年05月25日

さて、前回からの続きです。

いよいよ田んぼに到着した苗たち。

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実際に田植え機へと積み込まれます。

その数、48枚。いよいよ田植えのスタートです。

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READY! GO!! まさにスタートです。

運転は、セカンドドライバーのI店長。

千葉南房総の農家の出身。

実家の田植えを終えてからの本年2回目の田植え。

一人二期作!一人時間差!

 

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そして、The北海道ファームのファーストドライバー!T氏!

持ち前のセンスと器用さで、素晴らしいスピードで植えています。

この人、田植え機はもちろんトラクター、倉庫のフォークリフトに

海ではボート、さらには大型バイクまで。

なんでも上手に運転してしまいます。素晴らしいドライバー!

 

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田植え機が、植えて受けていくとこの状態。

15cm感覚でつぎつぎと 苗が植え付けられていきます。

1走行で6列を同時に植え付けていきます。

 

ただ、いくら田植え機が早いといっても田んぼも広い!

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俯瞰で見るとこんな感じ。北海道スケール!

写真は1枚7反程度の田んぼ。ここを3時間程度で植えていきます。

ちなみにThe北海道ファームの農場を全部植えて受けるのに約5日程度です。

もちろん毎日全力田植え。

田植え機をいかに休ませないで動かし続けるか。それがポイント。

田んぼ1枚を植えるたびにピットイン!

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植え付け可動部の洗浄。

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燃料の補給。

その間にドライバーとの作戦会議。苗の残数や田の状況の打ち合わせ。

まさに、ピットも総力戦。整備をいかに短時間にして田んぼに戻すか、時間との闘いです

 

 

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今日も一日ご苦労様です。

 

 

続きは次回 田植え~後片付け編~

 

 

 

 

 

 

田植え~ハウス編~

2015年05月25日

田植え期間中は、全力田植えなのです。

朝6時から休憩も交代で暗くなるまでの作業。

そうなるとブログを含めて業務は後回し。

実際は、作業の連続で更新の気力が・・・。

ブログをお読みいただいているみなさん。すいません。

 

まずは、ハウスからの苗の動きをご紹介。

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約三五日間育ててきたスタンバイ状態の苗たちです。

文字どおり温室育ちから いよいよ田んぼにデビューです。

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The北海道ファーム特製の苗運び台車。もちろん自作。

一般的には、軽トラックをハウス内に入れ苗を運び出します。

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※参考画像 去年の様子 ハウスにトラックを入れています。

 

今回からは、この台車を使い軽トラックをハウスに入れるのをやめました。

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なぜなら、以前ブログでも紹介したようにハウスの土づくりが大事!なので

写真のように、尋常ではない手間をかけてふるいにかけ均質化したハウス内の土を

トラックで荷重をかけて、鎮圧してしまう事を避けるため。

ハウス内の地面の土を極力傷めないように、いたわりの心です。

実際には、ハウスの土を傷めないことがよい苗作りに直結するので

来年以降もよい苗を作るために 手間をかけているのです。

 

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地面からはがした苗の入ったポットを1枚づつ台車の載せてハウスから運び出します。

「田んぼに行ったら、今までのように面倒見れないから頑張れよ」

そんな気持ちで、送り出すH社員。 手塩にかけた子供たちとの今生の別れ・・・。

 

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台車からトラックにうつして、いよいよ田んぼへ出発!

 

という所で 次回へ続く。

次回は 田植え~田んぼ編~

 

田植えはじめました。

2015年05月20日

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皆さんお待ちかね。

本日から田植えをはじめました。

写真は、記念すべき第一植え付けです。

少々曲がっているのは、お気になさらずに。

 

今日は、試運転や資材のデータ取り

田植えのシステム確認なので田んぼ1枚2反で終了。

いよいよ明日から本格始動です。

田植えの準備

2015年05月20日

代掻きも終了して、いよいよ田植えが迫ってきました。

千葉からの田植えスタッフも来て「いよいよ」というムードも高まってきました。

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肝心のハウスで育苗中の苗も、なんとか成長してきました。

苗の草丈で10cm~13cmが、適期の条件ですが、

THFの苗も10cmを超えてきています。

今年の苗は、背が低い感じで仕上がりつつあります。

去年は背を伸ばし過ぎましたし、「ちょうどいい」は難しいですね。

 

あとは、田植え用の機械や道具の最終準備と試運転です。

ただ、この期に及んでポンプのトラブル発生。

「無事に田植えを済ませてたい・・・。」

普通は、無事に進むんですが・・・。心労が重なります。

 

追伸

皆様からの応援のお便りありがとうございます。

大変励まされる思いで読んでいます。

多忙中につきお返事をする余裕がありません。すいません。

田植えが終わり落ち着きましたら、改めて。

 

 

今日の一コマ

代掻きあるある

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田んぼの水面に浮かぶ泡。印象的。

いや、そんなに泡でないよ・・・・

というプロ農家の突っ込みが予想されます。

 

 

 

 

 

 

田んぼの準備

2015年05月17日

代掻きは、田んぼに水が入った状態で行うので

寒くても雨が降っても作業は継続。

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気温10度前後 風も吹いています。

こんな天気だと、トラクターの周りを見ているスタッフは寒い!

水面をわたってくる風が冷たいんです。

 

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午後から晴れ間が出てきて、いい天気に。

田んぼらしい感じになってきましたね。

 

 

 

代掻きはじめました

2015年05月16日

田植えに向けての圃場の準備の最終段階

代掻き(しろかき)をはじめました。

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運転は、千葉から来た十全社 兼 農家の I店長。

千葉の実家の田んぼは、もう田植えが完了しているそうですが

The北海道ファームの田んぼで本年2回目の田植え作業に入ります。

千葉と北海道の稲作歴の時間差を利用すれば、2倍作業ができます。

 

それならば!千葉と北海道でトラクターや機械を使いまわせば、

1年で2倍の機械稼働時間で無駄がない!とは、いきません。

北海道の機械を千葉の田んぼに入れると、大きすぎて作業が困難。

そうそう、うまい話はないものです。

 

さておき、この代掻き用の作業機。

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なんと、横幅5M! 広い!

田んぼに入る前に そもそも 農道を走れるのか?

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じゃん!自動で折りたたみできる機能が付いています。

すごいぞ!ウイングハロー!

見ているとまるで合体変身ロボットのようです。

 

ついでに、ドロドロの田んぼ走行を可能にする足回り。

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まるで戦車のようなキャタピラ。

泥に埋まりつつ、田んぼを走破していきます。

 

すごいなと思いつつ、

この足回り、使用後の泥を落としするだけで異常に大変でしょ・・・。

田んぼにいれないでほしい・・・・。(本末転倒)

最新機械は、作業は早いですがメンテナンスの手間がかかる・・・。

 

 

 

 

育苗後半です

2015年05月15日

今日の育苗ハウス(5番)

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ちなみに約20日前

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なんとか、無事に育ってくれて何よりです。

 

そんな育苗ハウス内で気になる黄色い目印。

正体は、温度計です。アップでどうぞ。

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こんな感じ。

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9.5℃です・・・。

 

この温度計は、さらに優れた機能があります。

5号3週

温度の変化を自動で記録してグラフ化!

「ハウスの温度がだんだん上がり始めてきたな」とか、

「昨日は、高温になりすぎたな」なんてことがわかります。

NET上で見られるので、本社の千葉県からでも監視可能。

なんなら、千葉の本社で温度を監視していて

「温度がたかい!早く下げろ!」と北海道のスタッフに指示もできる・・・。

 

さらには、設定した温度で自動で緊急警報をメールで発信!

「温度が上がり過ぎ!換気が必要!」とか

「寒くなってきた。ハウスの窓を閉めてくれ」という事が

どこにいても携帯のメールで連絡が来ます。

 

おかげで、ハウスの気温の管理を丁寧にできます。

健康な苗作りの強力な道具です。

 

自分の携帯の受信メールが温度計からのメールで一杯なのは、

正直、微妙な気持ちです。メル友は温度計。しかも片道通行。

 

 

 

×晴耕雨読 ○晴耕雨耕

2015年05月14日

このところ、雨が多い日が続きます。

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昨晩から、結構な雨がふりました。

 

こんな雨の日は、田んぼの水位調整に気を使います。

農家の暮らしは「晴耕雨読」というイメージがありますが、嘘です。

特に、この時期は繁忙期なので「晴耕雨耕」です。

今日も、多くの農家さんが雨の中朝6時でも、代掻き作業中でした・・・。

The北海道ファームも絶賛作業中です・・・。

 

それでも、雨の日は外での作業は気が進まないので最低限の必要な作業だけにして

倉庫内での機械のメンテナンスなど 雨の日用の仕事をします。

 

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先日、 使用したサブソイラー。

秋まで使わないので、手入れをしてしまいます。

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突然 まちがいさがしコーナー

Q 写真上のまちがいを1か所見つけてください。

(汚れとかサビは見逃してください)

 

 

A 左右の先端の部品が違う。

拡大すると 向かって右。

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向かって 左。

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うん。全然違う・・・・。

写真はサブソイラの先端の部品(通称 爪)を交換している途中です。

上が、長年使用した部品。下が新品の写真です。

 

重ねてみると。

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大きさがぜんぜんちがう。

地面の中を掘り進めていく先端の部品なので

長年の作業で摩耗して、こんなに小さくなるんですね。

新品を 始めてみたので驚きました。すごいです。

長年、自分を犠牲にして頑張って働いてきた部品ですね。

その苦労を思うと涙が出ます。飾っておきましょうかね。

 

「そんなに小さくなる前に交換しろよ」という

プロ農家の突っ込みが聞こえてきますが・・・・。

 

ちなみに「おなじ部品の新旧の違いならまちがいではない」という

突っ込みも禁止です。

 

 

 

田に入水開始です

2015年05月12日

先日あたりから、田んぼに水を入れ始めました。

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用水から水が入っていきます。

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少し、入れすぎたような・・・。

「いい感じ」が一番難しいという水回り。

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水が入った田んぼと入っていない田んぼのコントラスト。

写真に納まらない見渡す限りのいい景色です。

 

用水の幹線から直接The北海道ファームだけで入れる所は、

必要なだけ水を入れて排水に流さないように気を付ければOKですが、

複数の農家で共用している用水の水路から水を入れるのは、なかなか大変。

 

用水の取水堰の調整や取水量の調整が難しく、

ご近所の農家さんにいろいろと教えていただきながらの入水です。

用水の上流から下流まで皆さんにご迷惑をかけないようにしたいものです。

 

 

~おまけ~

春の漁期。今が旬。

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石狩産シャコ メス 子持ち 半額で1匹100円

 

 

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